屋久島行き当たりばっ旅〜2日目から4日目〜


〜2日目〜
太忠岳を下山してヤクスギランドにある施設に帰ってきた僕らは、土で汚れた物を洗い流すなど身支度をしたり、置きっ放しにしていたテントを片付けました。
それからこのあとどうするか決めます。太忠岳下山中、岳さんから明日以降のプランの提案があって、まず19日に帰る人、20日以降も残る人の2班に分かれます。

プラン1は、みんなで宮之浦岳に行けるところまで行って、登頂を目指す人と翌日帰る人は途中で下山のプラン。

プラン2は別々の場所に行くプラン。

そしたら移動の足はどうする?タクシー?レンタカー?20日以降も残る人はレンタカー借りるんだよね?とみんなで悩みながら、結局レンタカーを2台借りることにしました。
借りるまでにそれぞれがどこに行きたいか考えててね、と。

それでもう一度どこに行きたいか考えました。
宮之浦岳を画像検索すると、絶景がいっぱいヒットして、初めは屋久島へ行ったら縄文杉と思っていたけど、縄文杉以上に心が惹かれて、宮之浦岳に登頂を目指すことにしました。
それで19日に帰る人は白谷雲水峡と20日以降も残る人は宮之浦岳に行く人に分かれました。
これからどうする?夕飯は?てことで、岳さんが安房港近くにあるキャンプ場があるとタクシーの運転手から聞かれてたので、そっちの方へ行こうかということになり、岳さんが乗る車の後に付いて港方面へ。着いた先は安房港でした。
20日組は夕飯食べたら、宮之浦岳に向かうので、明日以降の食料調達のため近くのスーパーばんちゃんに寄りました。
港に戻るとみんなは夕食の準備に取り掛かってました。

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ふと見上げれば、近くの山々と夕陽で素敵な景色が素晴らしかったです。

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僕は身支度のため水を近くの公園で調達したり、準備を着々としたあとみんなでご飯。
今夜はカレーでした。肉はまさかのコンビーフ。初めて開封してみたよ。カレーのルーはさらさらしていて、なかなか絶品でした。

お腹いっぱいになった僕らは、残ったみんなに見送られながら、いよいよ宮之浦岳に出発です。
車で1時間ほど走って登山口に到着。
今夜は避難小屋までの1時間ほど。看板にはコースが載ってました。

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今回初めて大型ザックにシュラフとマットを付けての山歩き。
ザックが重くて少し不安でした。
途中にあった丸太の階段とか歩きづらいや。
21時頃山小屋に到着しました。
どんな小屋なんだろう?思ったよりきれい!トイレは外にありました。
小屋には数人の登山者がいたくらいで空いてました。
明日の起床時間、出発時間を確認しておやすみなさい。

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夜中、シュラフカバーだけで寝てたら、急に寒くなって、シュラフ出さなきゃと出していたら、みんな一斉に起き出して、シュラフ出してました。
さとしくんはカバーだけで寝てたみたい。これが若さか。

〜3日目〜
AM3:30起床、身支度して4時過ぎに出発。登山で使わないシュラフとマットは小屋に置いていって良いよと言われて、みんなの荷物と一緒にまとめて置いて行きました。
まだ雨は降ってなかった。暫くすると、着ていたレインコートが暑くなって休憩。
またひたすら歩きます。
6時頃花之江河に出てきました。

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きれいな景色だねとほっこり。リーダーのママ達が頼もしかった!

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こちらに着いたときはまだ暗かったのに、いつの間にか明るくなりました。水分、行動食取ってたら急に雨が降り出しました。
登山中は、雨は降ったり止んだりの繰り返し。フードをかぶったり脱いだり。時々青空も薄く見えたり。ロープ使ってよじ登り、大きな岩を超えて行きます。

山頂まで何kmという看板を見るたびに、「山頂まであと何km!」とみんなで声出しをしました。それが集中力が切れなかったのかも。

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森林限界を超えると風が強く吹き付けます。8合目位までは調子が良かったな。

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屋久鹿さんがお出迎えしてくれたよ!

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そろそろお腹空いたね、でももう少し登ったところで休憩しましょうとなり、なんとか風が当たらない茂みが深くなった道で、立ったままだけどお昼タイム。
完全に足が止まってたけど、少し休めたので多少回復したよ。天候も良くないんで、また山頂目指して歩き出します。少し登った先には大きな岩が高さ何mあるんだろう。

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そしてようやく山頂に到着しました。
山頂は雨も風も強くてあいにく展望はありません。
岳さん達は何してるんだろうね。
ふみこさんがLINEで登頂報告してくれました。

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さて下山です。
朝見た景色が少しづつ変わってきていました。
朝から降り続いた雨で水溜まりが大きくなっていたり、道がまるで沢のようになっていました。
みんな靴の中まで雨でグッショリ、中にはレインコートの中の衣類も濡れてしまった人もいました。
登ってた時は気にして避けていた水溜まりも気にせず進みます。
朝休憩した花之江河もずいぶん雨で水量が多かった。
下山時も登っている時と同じように各看板ごとに書いてある、小屋まで何mという看板を見て、後ろのみんなに声かけすると歓声が上がりました。
朝真っ暗で視界がヘッドライトに照らされた場所しか無かったので、こんな所に屋久杉があったのかと、知らなかった景色が広がっていました。

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そしてようやく今朝出た山小屋まで戻ってきました。
疲れと空腹で無心に行動食を取りました。
みんなそういう状況だった。
ふみこさんから提案があって、小屋の中に置いてある荷物をじゃんけんで決めましょうてことになって、じゃんけん大会が始まりました!
何度かじゃんけんして、3人位が残って、最終的には言い出しっぺのふみこさんが取りに行くことになったよ(笑)
シュラフとマットを付けて登山口まで出発です。
ここから1時間ほどの登り。体力の限界は過ぎて、もう気力だけでした。
これが本当のラスト無事に登山口まで帰ってきました。
下山後はみんなでハイタッチしたよ。

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登山口には沢山の車が停めてありました。僕らが来た時は2~3台しか無かったのに、いつ来たのだろう?
車に乗る前に着替えてしまいましょうとなって、シューズやレインコートを洗ったりしてたら、いきなりの豪雨が!
さっきまで雨が強く無かったので、台風のことを忘れてました。
慌てて着替えて、レンタカー屋さんからもらったビニール袋と新聞紙が濡れ物を仕舞うのに役立ちました。
さすがよくわかっていらっしゃる。

ようやくみんな車に乗り安房に向け出発します。
下山途中、ふみこさんが電話するのでヤクスギランド施設前で停車します。
ここだと電波がはいるので。昨夜電話があったので、その折り返し。
今夜予約していたレストランからの様子。まさかの台風のためキャンセルをお願いされた。
屋久島の台風ハンパないな。
楽しみにしていたので残念でした。

なら夕ご飯何しようかしら?またばんちゃん?行動食はやめようね。
などと言ってました。

さとしくんが今夜から泊まる予定だった宿に送った荷物を取りに行く用事があって、まず宿まで取りに行きます。
今夜はみんなで一緒に泊まるように予約を変更していたのでした。

宮之浦にある宿どこだろう?宿の近くまで来て路地に入ってみたけど、どこか分かりません。
近くのガソリンスタンドに聞いてみよう。
聞いたらすぐ近くの建物がそうだった。
さっき見た焼肉屋に目を奪われてて見逃したとか声が聞こえます(笑)

やっと宿に着いて荷物を受け取ったあと、さてお昼食べよう、どこに行く?
さとしくん宿に聞いてもらえる?わざわざ聞きに行ってもらったけど…。
こんな台風の日、営業しているお店が少なく、営業してても夕方で閉店。
民家の窓は板を張り付けている。
東京はそんな事ないよね。
さっき宿を探しているときに見つけたお土産屋さんの2階にあったレストランに行きましょう。

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レストランに行ったら、メニューが豊富なこと!

「屋久島の有名な食べ物ってなんだっけ?」

「あートビウオなんだ。」

「じゃあ何食べよう。肉食べたい。」
「ご飯めちゃくちゃ美味しいね~。」

「お持ち帰りもあるんだ。手作りが良いよね。」

「夕ご飯ここの頼もうか。」

「唐揚げとか良いね。」

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レストランの営業が15時で終わり!そんな時間ないから急いで頼もう。
食事が終わって、お土産を見ます。
たんかんジュースは美味しいと噂だから買わないと。
山バッジも欲しいな、とお土産をいろいろ物色して出発しました。
次向かう先は通り沿いのスーパー。宴会の酒の買い出しへ。

「さて何飲みましょうか。」

「ワイン飲みたい!焼酎も!おつまみも!飲みたいもの、食べたいもの入れた?」

買い物かごにいっぱいになりました!こんなに呑みきれるかなー。
降りしきる大雨の中、帰京したみんなが残したレンタカーを引き取りに空港へ。
車の手がかりは場所を示す写真が送られてきてて、

「どこ?近くのお店が写ってる!車あった見つけた!」
さとしくんと省吾さんがそちらの車に乗り換えて、宿に向かいました。
車のナビがまったく使えないので、宿の地図を頼りに向かいます。
案の定宿の近くまで来て道に迷いウロウロ。
地元の人しか来なそうな銭湯があるね。
そこの銭湯の駐車場でUターンして引き返しました。
後に行くことになるとは。

そしてなんとか宿に到着しました。
こちらの宿、民宿四季の宿尾之間(http://www.h3.dion.ne.jp/~yasuakim/)は、クチコミサイトで1位を取ったと言われる宿で、ここに泊まるのを楽しみにしていました。
宿に着くと、宿の主人がめちゃくちゃ爽やかなサーファー風な方で、コテージ1部屋と母屋の2部屋のどちらでも良いですよと言ってくれて、これから中国の方の予約もあって、コテージの部屋の隣になるからうるさくなるかもと言われて、とりあえずお部屋チェック。
まずは2部屋のタイプを見てみます。
きれいで良いね。飲み潰れたらもう一部屋に逃げれば良いし。
さて次はコテージ、ロフトが付いて大きな部屋。
もうみんな一目惚れでした。宿の方がうるさくなるかもと言われても、自分らもうるさいのでとか言って(笑)、こちらのコテージに決定。(こちらの画像はネットから)

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荷物を部屋に置く前に、さっき通った尾之間温泉(http://www.town.yakushima.kagoshima.jp/cust-facility/1418/)に行きました。
こちらの温泉は、歴史を感じる昔からの共同浴場で地元の人が大勢来てました。
またシャンプーとリンスは置いてないので、宿から借りたシャンプーとリンスを持って行きました。(こちらの画像もネットから)

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温泉に入ると、皆さんお風呂の周りで座ってて、誰一人として湯船に入ってない。
なんでだろう?シャワーが少ないので、お風呂のお湯や蛇口からのお湯を使って身体を洗うのですが、お風呂のお湯がめちゃくちゃ熱い。
これはゆっくりお湯に浸かれないや。
だから皆さん入らないんだ。
熱いお風呂は苦手なので、皆さんと同じように、お風呂の周りに座って、お風呂のお湯で身体にかけて温めて、ようやく湯船に浸かれました。
お風呂は温泉が下から湧いて出てくるので、お風呂の下は石がゴロゴロしてます。
お風呂の端に段があるので、そちらに腰掛けられます。
なんとかお風呂に入れたものの、熱いので数分で上がっちゃいました。
出入口近くにある水で頭から数回かけましたよ。
それでも身体が熱い。

お風呂から出ると、ふじこさんとふみこさん達の声が聞こえてたので、もうお風呂から上がられていた様子。
広間にTVがあるので、台風情報みたら、明日は大丈夫と地元の方が言われたので安心しました。

車に戻ると、ふじこさん達の車は無かったので、先に宿に戻ってるらしく、宿に着くとお二人は片付けで忙しそう。
僕らも大量の濡れ物を片付けを始め、洗濯する?乾燥機もあるよ!と、みんながせっせと片付けをしてます。

ほどほど片付いたところで、お腹すいたからご飯にしましょうてことで、ようやくお待ちかねの宴会開始!
食べて飲んで盛り上がってたら、部屋の電気が消えた。
島内で停電が起きてるとのこと。みんなヘッドライトがあるので、ライトを点灯しながら宴会が夜遅くまで続く。山始めたきっかけとか、いろいろな話をしながら。

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〜4日目〜
夜中、停電した電気が突然付いて電気を消したり、誰かの携帯のアラームが鳴ったのを止めたりで、途中起きたりしたけど、昨日の疲れでぐっすり。
でも朝誰かが起きた音が聞こえて、起きてみると、昨夜の台風が嘘のように良い天気。宿から見えるモッチョム岳がきれいだった。

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朝食の時間まで時間があったから、洗濯しようと洗濯機を回し始めた矢先、洗濯機が急に止まり、どうしたんだろう?と思って部屋の電気をチェックしてみたら、また停電でした。もう洗剤入れちゃったし、どうしようかな洗濯物を取り出すのも、と困ってたところ朝食の時間になりました。

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朝食は離れの平屋で、モッチョム岳を眺めながら、また海も見える素敵な場所。
朝食は、よくある和食だけど、島に来てようやく食べた優しい味で美味しく頂きました。
のんびり景色を眺めていると、ふと電気の着いた音が聞こえて、慌てて洗濯機を回しつつ、お出かけの準備。
これからどこ行く?海中温泉行きたいね、滝も見たいんだ。
そうなると島一周が効率良いね。
チェックアウトギリギリの10時までには、なんとか間に合い、僕らは車2台に乗り込み出発しました。

初めに行った平内海中温泉は、干潮だったら温泉に入れて、満潮だと海の中という温泉で、この日は残念ながら、時間が早くて温泉は海の中。
仕方なく海で遊んだり、眺めたりして楽しみました。

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次に向かった大川の滝(おおこのたき)は日本の滝100選に選ばれた滝で、落差88mはあって昨日の雨の影響があったかもしれないけど水量が多くて大迫力。
たまらず滝壺近くまで行って、滝を見上げ、今にも水しぶきが飛んできそう。
こんなすごい滝見たことないや。しばらく滝に圧倒されていました。

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さて、これからどこ行くとなり、灯台があるから行ってみようとなって、車を西部へ向けて走り出しました。
西部林道に行くと、なんと通行止めになっていました。
すると向こうからオートバイに乗った方が来て、通れるとのこと。
良かったと思って、ゲートまで開けてもらって林道へ。
林道を通ると舗装はされているものの道幅は狭くなり、しばらく走ると猿や鹿が出てきました。
まるでサファリパークのよう。

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灯台は、岬にある小さな灯台で、灯台の裏手に回って、遠くを見ると島が見えました。
どこの島かしらね?灯台を囲んだ塀の外に乗り越えてみたり、誰もいない灯台を散策しました。

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車を島を反時計回りに進み島の北側へ向かいます。
そろそろお腹も空いてきて、どこか良さそうなお店に入りましょう。

海ガメで有名な永田浜は車窓からでした。
今日は波が高くて、カメもいなさそう。
数軒覗いたけど、土地勘のない僕らは宮之浦の島唯一のモスバーガー。
焼酎の三岳があると店の外に看板があったけど、どういうことなの?
まさかメニューにある?
店に入るとお土産さんがモスの隣にあり、そして三岳も置いてありました。
そういうことだったのか。そういえばひさしぶりのモスな気がする。
まずはお土産を物色し会社や家、自分のに、みんな探してからモスへ。
席に座ると、疲れですでにまったり。
もうすぐ帰るんだね。飛行機どうかな。
昨日帰ったみんなはどうしてるかな。

岳さんが置いて行ったガス缶どうする?など、いろんな話をしながらハンバーガーを頂きました。
僕らは帰路のため、屋久島空港へ。
空港では、まだ滞在するさとしくんとお別れ。

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飛行機は動いてる。
そうだ、プロペラ機怖いとコッシーが言ってたっけ。
初めて乗るのけど、どれだけ揺れるのかな。絶対大げさだよね(笑)。

太忠岳でも頂上で固まってたからね。
乗ってみたら多少揺れるけど、泣きをみる話しじゃなかったな。やっぱり。

さて鹿児島空港着いたよ。

次は羽田へ、と思ったら、台風の影響で2時間くらい出発が遅れるアナウンス。

僕らと同じで台風は関東方面に向かってる最中でした。
じゃあ空港のどこかでお茶しながら待ちましょうとなり、空港の喫茶店で占いやったりして待ちながら、時間を潰しましたよ。
そして僕らは羽田へ、長く濃密な4日間が終わりとなりました。

屋久島の企画に参加するにあたり、いつかは屋久島に行きたいという想いは、山を始めてからずっとあったものの、なかなか行く機会が無くて、今回参加しなかったら行かないかもしれないという気持ちがあって、友人達に屋久島ってどう?良いの?と評判を聞きました。

聞いたみんながみんな「屋久島は良かった!」「また行きたい!」という声に押されて、この企画に参加しました。
今回台風で計画が変わってしまったりしたけど、初めてのテント泊、避難小屋泊を経験できたし、本格的な山ご飯も堪能できて、一つ山のレベルが上がった気がしました。

本当に行って良かったと思ってるし、まだ屋久島に行ったことがない人にも勧めたい場所でした。
そして登山チームに入部して2回目の参加なので、今回参加するメンバーで知っているのは岳さんだけで、みんな初めましてでしたが、最高の仲間と最高な旅ができました。

今年ももっと山に登山チームのみんなと行って、体験して勉強して、山を知って、山を楽しみたいと思います。

※trippiece【公認】登山チームの詳細はこちら


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