屋久島ドタバタ行きあたりばっ旅 ~1日目その一~ そもそも屋久島いけるんかい編
9月17日、三連休の初日、朝、僕等は鹿児島空港にいました。
JALで到着したしょうごさん/ひろさん/こっしー/さとしくん/ふみこさん/僕は、
大きなザックを受け取ると鹿児島港へのバスの発着所を確認しました。
到着口のすぐそばで
ANAで来るはるさんとふじこさん、
奈良から初参加、空港で合流予定のたばちゃんを待ちます。
そこへANA組から20分遅れるとの連絡が入りました。
思えばこれが屋久島行き当たりばっ旅の幕開けとなったのです。じゃじゃーん。
鹿児島から屋久島へは高速船トッピーを使います。
20分後のバスでは、10時20分発のトッピーに間に合わないかもしれません。
鹿児島港のトッピーの受付の人に電話して、
なんとかならんものか聞いてみたり、
バスの人に間に合うか聞いてみたり、
ハラハラドキドキしながらANA組とたばちゃんを待ちます。
奈良から合流する予定のたばちゃんらしき人が僕等の前をバスのりばへ駆け抜けていきました。
慌てて追いかけると、バスはもう発進していました。
鹿児島の青い空と広い大地の彼方へたばちゃんを乗せバスは消えていったのでした。。
屋久島にさえも行けないかも。。。
みんなの脳裏にきっとよぎったことでしょう。
月曜日から台風16号、通称マラカス君の動向にやきもきし、
進む速度がだいぶ遅くなったので、
屋久島縦走は無理かもしれないけれど、
屋久島まではなんとか行けるだろうと思ってたのに。。
はるさんとふじこが合流し、
乗ったのは9時10分発のバスでした。
鹿児島空港から鹿児島本港へは50分かかります。
受付に手間取ったら間に合わないかもね。
現地の受付の方に電話で脅されていました。
乗りながらもビクビクです。
とりあえず先行したたばちゃんに受付の人に、
後から合流する8人分の受付をどうすればいいか聞いてもらおうとLINEにて連絡。
もうできることはないので、
バスの中で天気図/台風情報/天気予報を見ると、
マラカス君の速度はどんどん落ちており中々屋久島を直撃しなさそうです。
バスの中で屋久島縦走の決行を発表しました。
(他のお客様もいるのでLINEにて発表)
とそこへ、たばちゃんから連絡が!
なんと受付の人が事前に後から到着する僕等8人分のチケットも発券してくれるとのこと。
僕等の予約番号をLINEで伝え無事に発券完了しました。
おぉ、神よ。なんとか我々は屋久島へ行けそうです。アーメン。
テンションマックスで鹿児島本港へ降り立ちます。
桜島がくっきりと見えました。
夏の暑さ、太陽が照りつけ、
海の香りが鼻を直撃、潮風が身体を包み込み、
潮騒のメモリー、私はギター、十六歳のマーメイド、やさしくー(NHK朝の連ドラあまちゃんより)
(もうちょっと興奮が蘇ってきてわけわからなくなってきましたすいません。)
さぁ、たばちゃん、僕等にチケットを渡すのだ!
・・・
あれ?たばちゃん、どこ?どこにいるの?
僕等のチケットを持ってどこへ消えてしまったの?
ねぇ、受付も終わってもうお客さん乗りはじめようとしてるよ。
ドキドキドキドキドキドキ。
初対面のたばちゃん。
ドM審査(後述)をくぐり抜けたたばちゃん。
奈良からやってきたたばちゃん。
あぁ愛しのたばちゃん。
僕等のチケットをもってどこへ消えてしまったの?

初対面のたばちゃんにLINEで送った目印用の写真です。
みんながたばちゃんに恋焦がれはじめたその時、
たばちゃんがチケットと共に現れたのでした
8人の歓声がトッピー待合室にとどろき競技場なのでありました。
テンションマックス、興奮冷めやらず、そのままトッピーに乗り込みます。
はー、乗れたー。屋久島行けるわー。
安心して席に座ると急にお腹が空いてきました。
あれ、やばい、どうしよう。
なんか食べ物あるかな?
トッピー内を歩き回りますが、すぐに無いことがわかりました。
鹿児島港発~種子島経由~屋久島安房港、空腹の3時間。
うたた寝と、ふじこママが買ってくれたさつま揚げと、
時々、音が聞こえなくなる吉本新喜劇でごまかしながら、耐えました。
でも、外は快晴。
眠い頭をこっくりこっくり揺らしながら、
まだ見ぬ屋久島に胸は高鳴るのでした。
~つづく~