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八ヶ岳 本沢温泉と黒百合平~最高の秘湯で湯ったり湯め気分~


日程:2017/4/22~2017/4/23

行先:本沢温泉(日本最高所野天風呂)・黒百合平

メンバー: 岳さん、あきさん、さとしくん、Sayaちゃん、ジミー、じゅんじ、すなさん、すみださん、つっちー、ともさん、ともみん、なっち、ぼんぬ、Minaさん、めっしー、もぎさん、めぐたん(私)

大人気企画!

申し込み受け付け開始から数時間で定員に達していました!

やはり山と温泉は切っても切れない関係なんだな~と実感。

実は、私にとっては初めての本格的な登山。

これまでも家族で那須岳(茶臼岳)や、友人と筑波山などには登っていましたが、2日間かけて登るようなお山は初めてでした。

初めはテント泊で申し込んでいましたが、荷物の重さや自分の体力を考慮しないとー、というアドバイスをいただいてから、何人か山小屋泊に変更。

「行きたい!」という気持ちだけではなく、計画段階の大切さも学びました。

山小屋の予約係も担当しましたが、昼休みに何回かけても山小屋へ電話が繋がらない日々・・・別の事務所に電話してみたところ、昼間は屋外で作業されていることが多いため、夕方以降のほうが繋がりやすいとのこと。

これも「山の常識」のひとつでしょうか。

さらにご飯係も担当しました。

ご飯係も初めてで、山でお湯すら沸かしたことがない、全くの山料理初心者でした。

テントなどもあって荷物が多く、持っていけるコンロやお鍋の数も限られている・・・食材の重さも、調理の簡単さも考慮しなければいけない(もっと言うと予算も!)・・・これまで食べる専門でしたが、山ご飯も綿密な計画が必要なのですね。

初のご飯係ジミー&私、アドバイザー岳さん&なっちで、連日LINEで議論を重ねました。

  • モチベーションのためにご飯は大事!
  • ちゃんと消費分のカロリーが摂取できる量がないと!
  • 鍋を独占しちゃうしオリーブオイル大量になっちゃうからアヒージョは難しい!
  • バケットでブルスケッタパーティーにしようと思ったら、メンバー投票で「好きな主食」は「ごはん」がぶっちぎりで1位・・・!?じゃ、アルファ米にしよう。

…..などなど。

山小屋も献立も、二転三転しつつなんとか用意が整い、いざ当日です。

渋滞があり、予定よりも30~40分ほど遅れて、ミドリ池駐車場に集結。

※お役立ち情報: ミドリ池駐車場にはトイレがありません。

今回は4月に加入したばかりの4期メンバーが3名いました。

共同装備などの荷物を持てる人に振り分け、自己紹介して、万一のためにツェルトを持っている人を中心に4人ずつの班に分けて出発でーす!

※ここからゲスト(つっちーじゅんじSayaちゃん)を交えての対談形式になります。

【1日目 前半】

つ: 両脇に沢が流れてて、わかりやすい道だ、って岳さんが言ってたよね。

全: そうだっけ??

め: この辺りは全く雪なんて無くて、この後の道のりがあんなことになるとは、誰も予想してなかったよね・・・。

途中で雪道に。各自アイゼンを装着して進みます。

【ミドリ池/しらびそ小屋】

つ: 凍った池があったところだよね。

め: 私もうミドリ池の時点で雪に脚が埋まって抜けなくなってたんだ。しかも、なんか人数少ないなーって思ってたら知らない間に何人かはしらびそ小屋でコーヒー飲んでマッタリしてたよね!めっちゃいい感じ~。

本沢温泉グッズもありますね。温泉が恋しい!

【1日目 後半】

め: この辺、みんな雪道でズボって、それどころじゃなかったからか、全然写真なかったー。

※ズボる=雪の踏み抜きのこと。

つ: オレ、川に落ちた・・・。ズボったら川だったんだよね~。

全: あーーー!そうだったね!

つ: 前の人について歩いてたら思いっきり川にはまって、水浸しになりそうになってた・・・。

め: 雪で道が見えなくて、川の上に雪が被ってるだけのところに行っちゃったんだよね。

つ: 前の人は大丈夫だったのに・・・そんなにオレ重いのかな~笑

全: 爆笑

※今でこそ笑い話ですが、雪道の危険を目の当たりにした瞬間でした。

S: めちゃめちゃズボって、みんな列の最後尾になったりしてたよね。

じ: ズボった人が一番後ろに並ぶ、っていうのをやってたんだけど、何人かはズボってるのに「ズボってない」って言い張ってたね。笑

め: 先頭の登山エリート集団ね!

※登山エリート集団=日頃からたくさん自主練に行っているみんな。

S: ズボっても声出さなければセーフ、ってことになってたよね。

め: うちらはずっとビリだったね・・・特定の人ばかりがズボる。笑

※雪山歩行の経験の差でしょうか?

S: 最後尾集団確定だったね~、先頭集団は普通に登ってるという・・・。

【本沢温泉】

温泉まですぐそこ!

▲温泉の看板が徐々に近づいてきてテンション上がる!!

め: 女子は温泉に入るまで紆余曲折があったよね。

S: 水着を着るか、とかね。

※野天風呂は混浴です。

じ: 女子は水着で入ってたの?

め: 山小屋で服の中に水着を着てから温泉に向かったんだ。最初、着替え用のテントを張る、って言ってたんだけど、温泉の周りは岩場で、テント張れなかったんだよね。

ちょっと離れた雪の上になら張れるみたいだったから、湯上りに濡れた水着のままテントまで来て着替えるか、もしくはもう全裸で入っちゃえば?って先に入り終わった男子に言われて、その時にはみんな「えー!野外で全裸なんて無理!」って言ってたんだけどね。

S: 言ってたんだけどね、結局思い直してー。笑

め: 他の入浴客が来ないように男子に見張りをしていただいてー。笑

S:全裸で入ったという紆余曲折があったんだよね。温泉から山小屋への帰り道で他のお客さんとすれ違ったよね。ぎりぎりセーフ。

※山小屋~野天風呂間は徒歩10分弱。踏み抜くと脚の付け根まで埋まるほどの雪道!

▲見張りをしてくれている男子。

め: 温泉入りながらお酒も飲んじゃったしね。

S: なっちが日本酒とビール持って行ってくれててね。

男子: コノヤロウ!笑

じ: こっちがテント張るのにめっちゃ必死になってるときに!笑

つ: 日本酒が温泉で温まって熱燗になっちゃった、ってね。笑

め: 温泉自体はどうだった?

じ: 温泉、解放感あってよかったねー!

つ: お湯の温度がちょうどよくて、なかなか出られなかったね~。

S: そうそう!ちょうどいい温度。お湯も肌にいいような・・・感じ?

じ: テカテカになった?笑

つ: 足元が石で、新鮮だった。

※温泉の底が砂利になっていました。

じ: 砂利が気持ちよかったね。

つ: 温かい海に入ってるみたいな感覚。

S: 温泉から雄大な山の景色が見られてよかった!

【本沢温泉山小屋】

め: 山小屋、よかったよね。全然寒くなかったし。廊下に一部岩壁がむき出しになっているところがあって、山だな~って感じた。

つ: 薪とか干してあったし、雰囲気あったね。

S: 冬季だから水が全く使えなかったね。

め: 結構大きい山小屋だったね。部屋も他にもたくさんあったし、私たちの大部屋も上の段は別のグループ、下の段は私たちで埋まってたしね。

S: 部屋にコタツがあったね。

【テント】

め: 温泉行ってたから、テント張るところ見てなかったんだけど、雪の上にテント張るってどんな感じだったの?

じ: 場所作りが大変。

つ: 小さいほうのテントは場所作ってなくて、張った後で地面にこぶみたいのができちゃってて。

S: 寝るとき痛そう!

つ: やっぱ場所作り大事だねー。

【夜ご飯】

ジミーシェフの本格タンドリーチキン、アルファ米、レトルトキーマカレー、ポテトサラダという豪華献立。

め: 夜ご飯、タンドリーチキンめっちゃおいしくて感動した。この写真だと、ポテトサラダ混ぜる前で、マッシュポテトとマヨネーズが分離してるね。笑

S: 最初ポテサラってわかんなくて、おからかな~?って言ってたよね。笑

つ: 何皿か用意されたうちの、こっちはおからでこっちはポテトサラダ~、って。笑

じ: 俺最後までおからだと思ってた。笑

▲当月お誕生日のメンバーを祝いました!

S: そして、重要な決断があったよね。ルートを変えるという。

め: そうだった!こっちのテントでも岳さんずっと真剣に考えてくれてた。

つ: こっちのテントで言われたのは、残る人と行く人分けるとしたら、レベルや経験を考えるとすごく限られた人だけなら連れてってあげられる、って。それより、全員で行けるところまで行きたいです、ってなったんだよね。

つ: そこで砂さんが「中山のほう行くのがいいんじゃないか」って提案してくれて。

S: 砂さんのナイス提案によって、中山という結論が出た。

つ: 岳さんも言ってたけど、みんなで話し合ってルート変えて行ったっていうのはすごいよかったって。柔軟な対応できた、って。

※企画時点では東天狗岳の予定でした。直前に、雪の状態を考慮し、硫黄岳に変更になっていましたが、それも厳しいということで、当日夜に中山へ行き先を変更することになりました。さらに、実際に途中まで進み、全員のレベルや残り時間も考慮し、登頂せず黒百合平までで引き返すこととなりました。

【2日目朝】

め: この写真、夜じゃなくて朝なんだ。朝2時起きだったよね。早起きした甲斐あって、朝ご飯とか結構ゆっくりしてから出発したよね。もう明るくなってたもんね。

め: 途中で木に抱きついたりしたよね?

つ: 木の周りに雪がなくて、暖かい、というやつね。暖かいというか、冷たくない、というか。

岳さんより、雪山では木は周りよりも暖かいので、遭難時には寒さを少しでも和らげるため、木に抱きつくとよい、と教えていただきました。確かに、木の周りだけ雪が融けていました。

岳追記:木の周りだけ雪が熔ける現象を「根開き」と言います。それだけ木が暖かいということです。
なので、ビバークする時には根開きでできた穴の上にツェルトを張って、ビバークするといいですよ。
なんちゅー話をしましたねー。

つ: ともさんは体調良くなくて、荷物置き場にしたテントで待っててくれたんだよね。そういう、自分の体調をちゃんと判断するのも大事だよね。

【中山峠 登り】

め: 中山峠まではよかったけど、そこからの急登、私は死ぬかと思った、実は。急斜面過ぎて、次の一歩どこに足掛けるの・・・?みたいになってた。

S: 私は下りのほうが大変だったなぁ。登りは前の人ががんばって付けてくれた足跡をトレースして登ったよ。気を抜いたら滑り落ちそうな斜面だった。

つ: つま先でグッグッって踏んで、「穴開けないと死ぬんだ・・・」くらいの感じで。雪だから足場作りやすかったよ、氷じゃなかったから。

じ: 自分は結構楽しかったけどな~

め: それは山の経験値が高いからだよー!地形図で見ると、等高線がすごいよ。

(出典:国土地理院電子国土web)

つ: 山と高原地図で見ると、等高線の感じがそれほどでもない感じなんだけどね。あー、でも中山峠のところ、崖マークがついてるね。笑

S: 崖だったんだ・・・。笑

つ: でもちゃんと登山道になってるね。

じ: 雪の下に鎖埋まってなかった?たぶんあれ、鎖場だよ。

め: 鎖場を鎖無しで登ったんだ・・・。ストック使ってたからそのまま登っちゃったけど、本来はストックしまって手も使って登ったほうがよかったね。その判断ができればよかったな。

【黒百合平】

つ: ここよかったね~

め: 荷物置いて、見晴らし台になってるところ登ってたらさ、途中でじゅんじが滑り降りてきてさー。

じ: ダッシュでソリみたいに降りようとしたら、勢い付けすぎて、自分でも制御不能になっちゃって、そのまま転がり落ちてった。笑

つ: 同じ斜面で滑落停止訓練してる人もいたね。いい練習場だな、って。やっぱり、滑り始めると止まらないんだな、って思った。がんばって停止しようとしたけど全然無理だった。笑

※プチ滑落体験ができて、よい練習にもなったと思います。

じ: みんなが上で集合写真撮ってる間、もう降りたまま黒百合ヒュッテに引きこもってた。笑

S: 写真撮るとき、あれ?いないー、って。早々といなくなってたね。笑

つ: 徐々にみんなコーヒー飲みに降りてったね。みんな、すごく黒百合ヒュッテ行きたがってたもんね。ハンモックにも、ずっと誰かしらいたよね。

黒百合ヒュッテはメニューもおいしくて、グッズもおしゃれで、ハンモックがあり、とっても居心地がよかったです!

め: 確かにめっちゃおしゃれだった! 中山まで行かなかったから、ここが最終目的地になったね。

じ: いいなぁ、みんなと感動を分かち合いたかったな。その頃、黒百合ヒュッテで山菜そば食べてたからなぁ・・・。

【中山峠 下り】

かなりの急斜面のため、下りはロープを出してもらいました。

つ: 下りはストック無しにしてよかったね。ストックに頼って重心が前に行っちゃうからね。

S: ロープがあっても、私はとうとう降りられなくて、懸垂下降をその場でやることに。笑

じ: みんなうらやましがってたよ。懸垂下降いいなぁ、って。笑

つ: やる機会なかなかないよね。笑

め: みんなマイスリング用意しとかないとね。笑 私はその前の登山学校で少し体験したよ。

S: 私は登山学校行ってなかったから、ぶっつけ本番。笑

※登山学校など、学びの場は大切だということですね。

め: 斜面では下の人との間隔を考えないと、自分が蹴った雪が下の人に当たっちゃうから、それも難しかった。

つ: ストック使ってるときも、ぶつかっちゃうしね。

【帰路】

後は、元のルートを戻りました。

め: 2日目のほうが空が青かったね!

全: きれいだねー!

つ: 皮がはがれてる木があってさー、油を含んでるから猟師がよくその皮を燃やすのに使う、みたいな話をしてて、ダケカンバとかいう名前で。植生がどんどん変わっていくと、ブナの手前くらいで生えてくる木なんだって。

岳追記:んーと、標高で言うと、ダケカンバの方が、ブナよりも高いところに生えています。
植生の移り代わりとはまた、別の話かとー。
ダケカンバもブナも幹がクネクネしてて踊ってるみたいで面白いですよねー。

め: かんなクズみたいに薄っぺらい皮の木かな?あったね~!勉強になるね。

※植物の知識を学べるのも、登山の楽しみの一つですね。

ハイタッチでFinish! みんな、お疲れさまでした\(^o^)/

S: 下ったら、さっきまでと違って全然雪がないんだね。

【やっほー湯】

温泉では、手前の公園にあった特大すべり台で遊びました!

じ: すべり台であんなに本気で遊ぶ大人もなかなかいないよね。笑 おもしろかったね!

[おまけ] みんなこれ食べてましたね。ソースかつ丼?ボリューミー!

※トリッピース登山チームの詳細はコチラ